猫の性格は〇〇で決まる!?特徴と猫との上手な接し方のコツ5つ

猫が左を向いている画像

「猫の性格って毛色で違うってほんと?」

「黒猫は不吉なの?」

など、猫に関しての疑問がつきませんよね。猫は話せないからこそ、愛猫の性格を知りたいと思いませんか?これから飼おうとしている人も事前に性格がわかったら嬉しいですよね。

本記事では、長年猫と暮らしている筆者の経験も交えながら、猫の毛色や柄、種類などによる性格の違い、さらに猫と仲良くなるためのコツを紹介します。

猫の性格は〇〇で決まる?

猫の性格は何で決まるのでしょうか?毛色、模様、種類、性別ごとに特徴を紹介します。

毛色

猫の毛色にはさまざまな種類がありますが、それぞれの毛色が猫の性格や特性に影響を与えるという考えが広く存在します。ただし、毛色が直接猫の性格に影響を与えるわけではないと言われています。ここではいくつかの代表的な毛色と、それにまつわる話や迷信を解説します。

子猫4匹がカゴに入っている画像

黒猫

不吉、神秘的と言われる黒猫ですが、一般的に落ち着いた性格の猫が多いと言われています。迷信や文化によっては不吉な存在とされることもありますが、これは根拠のない話です。

筆者も推定4〜5歳の黒猫を保護して一緒に暮らしていますが、多少のことには動じることもなくいつも落ち着いています。もちろん、不吉どころか福を招いてくれていると思います!

白猫

純粋で神聖なイメージがある白猫は、非常に人懐っこい場合が多いです。しかし、一方で皮膚や耳の問題を抱えやすいため、定期的な健康チェックは欠かせません。左右の目の色が違うオッドアイも白猫に多いです。

茶トラ

活発で元気なイメージの茶トラ猫は、イメージ通りに活発で社交的な猫が多いとされています。しかし、これはあくまで一般的な話であり、個々の猫により性格は大きく異なる場合もあります。

キジトラ

落ち着いていて優雅なイメージさえあるキジトラですが、一般的には落ち着いた性格が多いと言われています。

筆者もこれまで4匹のキジトラと過ごしましたが、みんな抱っこさせてくれ、とても落ち着いている性格でした。

三毛猫

しっかり者のイメージがあり、幸運をもたらすと言われている三毛猫ですが、そのほとんどがメス猫です。オス猫は非常に少なく、出会えたら幸せになれそうですね!性格は、しっかりとしていると言われます。

ブルー(灰色)

高貴な佇まいのブルーの猫は、穏やかでおおらかな猫が多いとされています。特にブリティッシュショートヘアのような品種では、この傾向が強いようです。

猫の毛色による性格の違いは、科学的に証明されているわけではありません。しかし、毛色によって人々が持つイメージや期待が異なるため、毛色が猫と人との関係性に一定の影響を与えることは確かです。最終的には、各猫の個性としっかり向き合い、信頼関係を築くことが最も重要ですね。

模様(柄)

続いて、模様(柄)による性格の違いはあるのかどうか、解説していきます。

子猫5ひきが横に並んでいる画像

タビー(縞模様)

友好的で活発なイメージがあるタビー模様の猫は、そのイメージ通り人懐っこく活発な猫が多いとされています。しかし、タビー模様は猫の中で最もポピュラーな模様の一つであるため、そのため性格も多様です。

タキシード(黒と白)

賢くて社交的なイメージのあるタキシード柄の猫は、非常に人懐っこく、好奇心も旺盛であると言われています。

斑点模様(スポッテッド)

斑点模様のある猫は野性的で活発なイメージがありますが、多くは非常にフレンドリーで遊ぶことが好きな場合が多いです。

種類

猫の品種によって、性格の傾向が見られることがあります。品種別に性格を紹介します。

メインクーン

メインクーンは非常に人懐っこいとされており、その大きな体サイズとは裏腹に、非常に優しく穏やかな性格の猫が多いです。

シャム猫

シャム猫は非常に賢く、また独立心が強い猫とされています。一人で過ごすことも多く、自分で問題を解決できる傾向があります。

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、非常に温厚で人懐っこい性格の猫が多いです。穏やかな性格で、家族との時間を楽しむ傾向があります。

ペルシャ猫

ペルシャ猫は一般に落ち着いた性格が多く、高貴な雰囲気を持っています。しかし、その見た目とは裏腹に非常に優しく、家族に対して愛情深い場合が多いです。

筆者もペルシャのひとつであるチンチラ2匹と過ごしましたが、とても穏やかで抱っこもさせてくれる優しい子達でした。

ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアは、一般的に冷静で賢い性格が多いとされています。ストレスをあまり感じず、一人で過ごすことも平気です。

アビシニアン

 アビシニアンは非常に活発で好奇心が旺盛です。運動能力が高く、新しい環境や物に対してもすぐに順応します。

ミックス

野良猫やミックス猫は、環境によって性格が大きく変わることが多いです。用心深いものから非常に人懐っこいものまで、幅広い性格が見られます。

筆者が現在一緒に過ごしている9匹の猫達のうち8匹が保護猫でありミックスです。性格は用心深い子からおおらかな子まで、本当にさまざまです。

性別

性別ではどのような違いがあるのでしょうか?オス猫はやんちゃで好奇心が強い傾向があり、メス猫は落ち着いていて独立心が強いとも言われますが、詳しく解説します。

男の子と女の子が並んでいる画像

オス猫

オスの猫は一般的に、よりフレンドリーで社交的な傾向があります。遊び好きで好奇心も多いため、家族や他のペットとの相性も良い場合が多いです。ただし、これは去勢が済んでいる場合の話です。去勢されていないオスの猫は、縄張り意識が強く攻撃的になる可能性もあります。

メス猫

メスの猫は、より独立心が強く、用心深い傾向があります。新しい環境や人々に対しては初めては警戒することも多いですが、一度信頼を得ると非常に愛情深くなります。また、子猫を産むことを考慮すると、メス猫はより「母性本能」が強いとも言えます。

そもそも猫の性格って?

猫も人間と同じ!それぞれであることはお分かりいただけたと思います。では、そもそもベースとなる猫の性格はどのようなものなのでしょうか。皆さんが疑問に思うポイントも織り交ぜて解説します。

猫が下を出して手を舐めている画像

猫はわがまま?

猫といえば「わがまま」であると言われますが、それは独立心が強く自分で決断することが多い動物だからです。また、猫は食べ物に対して選り好みする傾向があり、同じ食べ物に飽きることも少なくありません。このような行動は、「わがまま」に見える可能性があります。

筆者の猫もかなり食べ物の選り好みをします。最近まで夢中で食べていたと思ったら、次の日には見向きもしない…なんて日の繰り返しです。(それでも可愛いのでいいのです)

犬との違い

犬は群れを作る動物であり、主人に忠誠を誓いますが、猫は元々独立した狩猟動物です。そのため、性格も大きく異なります。

猫は一般的に独立心が強く、用心深い生き物です。新しい環境や人に対しては初めて警戒することが多く、信頼関係が築かれた後で初めて心を開きます。

犬は人や他の動物に対して一般的に社交的で、積極的にコミュニケーションを取ることが多いです。特に主人や家族には非常に忠実で、強い絆を形成します。

縄張り意識は強い?

猫は縄張り意識が強い動物であり、他の猫や動物がその領域に入ると警戒します。猫は自然界でも都市環境でも縄張り意識が強い動物です。

この縄張り意識は、生活の多くの側面に影響を与え、人々が猫とどのように上手くやっていくかにも関係しています。多頭飼いする場合にも、注意が必要です。

多頭飼いはできる?

猫同士の相性や性格によりますが、慣れ合えば多頭飼いも十分可能です。ただし、餌や医療費、トイレの砂など、飼い始める猫が多いほど費用が増加します。猫が縄張りを共有することにストレスを感じる場合があります。

そのため、新しい猫を家に迎える際は、ゆっくり馴染ませるようにしましょう。一気に同じ空間に放つのではなく、最初は扉越しに触れ合わせるなどしてください。そして、猫それぞれにトイレ、食事の場所、休む場所を確保して、一匹で過ごせる空間を用意しましょう。

多頭飼いの場合、トイレの数は猫の数+1と言われています。大変綺麗好きな動物なので、トイレの清掃はマメに、数は多めに設置することが大切です。

猫の多頭飼いについては「猫の多頭飼い!本当に大丈夫?必ず知っておくべき3つの心構え」の記事でも紹介しています。参考にご覧ください。

猫と仲良くなりたい!コツは5つ

本記事を読んでいる方は、猫と仲良くなりたい!という方だと思います。猫は警戒心も強く用心深いので、いきなり仲良くなるのは難しいかもしれませんね。そこで、仲良くなるためのコツを5つ紹介します。

猫が寝転んでいる画像

初日から近づきすぎない

初日から猫と触れ合いたいという気持ちはとても分かります。しかし、新しい環境に慣れるまでには時間がかかるため、最初は距離を保ちましょう。できれば、十分な広さのケージに入れて、上から毛布などで囲って暗くしてあげると良いです。

まずはご飯の用意とトイレの清掃のみにして「私はあなたを気にしていないよ」というモードで接してください。

基本は放っておく

心を許したら、猫は自分から人に近づいてくれるので無理に構わないようにしましょう。猫は嫌なことをされたら忘れないと言われています。構いすぎて猫が嫌だと感じたら、距離がより開いてしまうかもしれません。

急に触らない

急に触ると猫は驚いてしまいます。信頼関係を構築するには、まずは目を合わせずに手を下から少しずつ猫の鼻元に持っていきます。そして、猫の様子を観察しながら大丈夫そうであれば、自分の匂いを嗅がせましょう。

手を少しずつ近づけていくタイミングで、威嚇する場合は無理せずまたの機会を待ちましょう。

撫でるときは下から

人間もそうだと思いますが、突然上から大きな手が降りかかってきたら怖いですよね。また、多くの猫は喉元を撫でられることが好きなので、下からゆっくりと優しく喉元を撫でましょう。

体を触るときも、ゆっくりと手は上から被せるのではなく下から持ち上げましょう。

目は合わせない

猫にとって、目を直接合わせる行為は敵対的に見える場合があります。信頼関係が構築されてからなら、目を細めることで猫と意思疎通もできるようになりますが、まずは目は合わせずに、優しい声で話しかけるようにしましょう。

まとめ

今回は、猫の性格や特徴、仲良くなるためのコツについて解説しました。猫の性格は複数の要因に影響されますが、最も大切なのはその猫とのコミュニケーションです。しっかりとした信頼関係を築くことが、猫との良い関係を保つポイントです。上記のコツを参考にして、猫との素晴らしい日々を楽しんでくださいね!

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